【ポケモン剣盾・ダブル】ノオーミロウォーグル(シーズン1最終90位最高31位)
PT概要
はじめに
~このPTを組むに至った経緯~
新作のシーズン1がスタートして間もなく、わたしは当然のようにバンドリを使用し、それなりの手ごたえを感じながらもメタゲームに揉まれて頭を悩ませました.一時的に流行したドサイドンに対抗するのは簡単ではありません.
中期からはいわゆるエルフーンジュラルドン軸を使い、ドサイドンやブリムオンを食べて歩き瞬間的にはかなりの高順位をマークしたものの、次に数を増やしたバークアウトウインディのコントロール力に潰され、まるで世界が入れ替わったように連敗しました.
そして中期を過ぎようとするときに組んだのが今回の構築です.
対戦をする中で相手のタスキバイバニラの優秀さに目をつけました.知っての通り、今作の氷技は4倍こそつけないためにサブウェポンとしての価値は薄い反面、等倍以上で通りやすく、一貫性があります.これだ.
そうなると最初に思い浮かぶのはグレイシア軸ですが、毎試合毎試合ウインディの処理に頭を使うのは勝率の安定とほど遠く、没案.
これはバイバニラを通しつつ、かちきまけんきミロカロスウォーグルでウインディを食べるしかないという単純な思考からPT構築が開始しました.
ウォッシュロトムの重さからバイバニラではなくユキノオーを、晴れ軸の重さからバンギラスを採用.まだ重めなロトム勢を処理しようと型破りオノノクスorドリュウズを入れようと決めたところでローブシンゲロ重問題にてサニーゴが入り仮運転へ.
まずオノノクス、ドリュウズはどちらも試してみましたが、ダイマックスの取り合いになりPTが上手く回らず没.ロトムの重さは後述するチーゴバンギラスで解決したのでOKとしました.空いた6枠目は「こんなときゴリラがいればなぁ…」と思う場面が多く、雑にヒヒダルマに決定.
個体調整
ユキノオー ふぶき/リーフストーム/まもる/こおりのつぶて |
おっとり 166-112-85-158-105-112 (4-0-0-252-0-252) |
調整先は特になし |
今回のPTの要役.ふぶきを押し付けるだけのポケモン.
リーフストーム習得にてウォッシュロトムを確定1発でもっていけます.
安定したダメージとこおりの状態異常の確率を押し付けるだけの構築なので調整は要りません.勝ちたきゃ吹雪け.
こおりのつぶてではなく、オーロラベールを採用したこともありましたが、そもそもオーロラベールを撃てる隙があるならふぶきを撃つので不要と判断しました.
ウォーグル ブレイブバード/インファイト/まもる/おいかぜ |
いじっぱり 207-176-95-x-95-116 (252-132-0-0-0-124) |
Hぶっぱ.ダイジェット1回でで167リザードン抜き抜き抜き抜き抜き抜き抜き.余りA |
ダイマックス枠その1
言わずと知れたダイジェットマン.ミラーや調整キッスに対してS勝ちするかしないかで勝敗が変わるのでかなりSは厚め.相手のようき、おくびょうに対して割り切るならこのくらいが妥当かと思いました.
弱点保険型も多いですが先発ダイマックス運用が多く、初手オーロンゲのでんじはに強いラムのみを採用.当然おにびも撃たれやすく、あくびも含めてすべてこちらのアドバンテージとなります.
後述するバンギラスも同様ですが、今の環境でセルフ発動できない相手依存の弱点保険は立ち回りに無駄な選択肢を増やすため、わたしは弱いと思っています.
ミロカロス だくりゅう/ハイドロポンプ/れいとうビーム/ふぶき |
ひかえめ 191-x-113-165-145-101 (164-0-108-236-0-0) |
H16n-1. 187ドリュウズの珠ダイアースを確定耐え |
サンムーン初期でメガネカプ・レヒレを使用し、ダメージを与えることの重要性を知ったのでメガネ採用.
よびみず無視のだくりゅう.ユキノオーよりダメージの高いふぶき.ウインディの後出しを牽制しつつ高火力とこおりの状態異常の確率を押し付けるのは、想像をはるかに超えて強かった.
ちなみにダイマックス枠その2でもある.おそらくウォーグルよりダイマックスの回数が多かったと思います.
ヒヒダルマ つららおとし/フレアドライブ/ばかぢから/いわなだれ |
いじっぱり 181-211-75-x-75-147 (4-252-0-0-0-252) |
ゴリラ 調整 要らない |
いじっぱりスカーフでも213ドラパルトを抜けるのが優秀.お互いのおいかぜやトリックルームが切れた頃に現れるお掃除役.
バンギラス いわなだれ/かみくだく/まもる/ばかぢから |
いじっぱり 207-203-130-x-120-83 (252-244-0-0-0-12) |
82バンギ抜き |
ダイマックス枠その3
リザコータスに対するピンポイントメタ.チーゴのみはヒートロトム意識.弱点保険に怯えたおにびはすべてこちらのアドバンテージです.
サニーゴ ナイトヘッド/ちからをすいとる/まもる/おにび |
のんき 167-x-167-x-121-31 (252-0-252-0-4-0) |
物理防御特化.最遅 |
物理アタッカーを詰ませる役.特性こんじょうにておにびで対策不可能なローブシンを間違いなく抑えられるサニーゴが適任と思われた.他にトリルドサイドン等も適切に処理でき、活躍の場面は多かったです.
サマヨールから毛を1本抜いたような耐久で、めちゃくちゃ硬い.相手のウオノラゴンとバンギラスを1vs2で処理しきった実績もあり.
PTの動かし方
例によって選出パターンの固定化を行いました.
1. ノオーウォーグルor ミロ + ダルマ(5割)
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たいていの8世代スタンには基本はこれ.上記4匹がこのPTの基盤であり、他2匹は特定の場面でのピンポイント選出になります.
ふぶきの通りがいいときは初手ノオーミロから出したいが、カットロトムやウォッシュロトムがいる場合や、弱保濃厚なキッスがいるとき(つまりほとんど)は初手ウォーグルを選ぶことが多かったです.
初手ノオーウォーグルはふぶき+ダイジェットがほぼ確定.PTのコンセプト通りふぶきの通りの良さから相手はノオーを無視できず、処理を急ごうとせざるを得ません.ましてやダイジェットでSの上がったノオーのタスキを残し続けるのはもってのほか.ノオーが倒れるとすでにSの上がったウォーグルがダイジェットやおいかぜを先制で撃ちながらメガネミロが制圧するという分かりやすいカラクリです.相手をラス2まで削って交代の択を無くしたところでスカーフダルマが最適な技を撃って締め.
裏にウォッシュロトムを隠されている場合、状況次第でユキノオーを退いて大事に隠すこともありました.
2. ノオーミロ + サニーゴ バンギorダルマ(2~3割)
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キッストリルやイエッサントリルに対する選出.
初手ふぶき×2で解決しにいきます.指要員はふぶきで落ち、トリル要員は19%の確率で凍ってゲームセット.トリルを発動されてもドサイドンならノオーミロ
の両方を無視できず、立ち回りが制限されます.サニーゴ後投げとミロダイマックスで能動弱保もしっかり受けることが可能です.
コータスがいる場合はバンギを選出し、出されたタイミングで後投げ+ミロダイマックスでOK.
バタフリートリルに対してはラムウォーグルもいるので色んな方法を試しましたが、ノオーダルマで怒りの粉を強要しながらふぶき+サニーゴバックで処理するのが良さそうでした.霰でバタフリーが落ち、ドサイドンならそのままサニーゴで処理.コータスならサニーゴまもるバンギバック→バンギダイマックスでOK.
3. ミロサニーゴ + なんか ミロダルマ + サニーゴ ノオーorウォーグル(2~3割)
+ なんか
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+
バンドリ軸に対する選出.
初手エース一点読みならこちらは初手サニーゴからがっつり抑え込みにいきたいところですが、選出を読み外すと面倒.ミロダイマックス+ダルマから犠牲を厭わずにまず1-1交換を仕掛ける動きをすることが一番多かったです.もしくはダルマバックしてダイストリーム+サニーゴ後投げの動きも丸め.
裏はウォッシュロトムを嫌うならノオーを、それ以外はウォーグルを添えることがほとんどでした.