【ポケモン剣盾・ダブル】バニラミロトリル(シーズン2最終日37位最高7位)
PT概要
はじめに
シーズン2は仕事の都合で対戦回数がとれなかったこともあり、第1案のままです.そのため非常に詰めの甘いPTとなっており、改良点が無数にあることをご容赦ください.
~このPTを組むに至った経緯~
前回使用したノオーミロウォーグルでは、特にノオーとメガネミロのダブルふぶきが強く、今回のPTでもここを主幹としながら改良することとしました.
chelloo.hatenablog.com
ウォッシュロトムの減少からユキノオーの必要性が感じられず、バイバニラを採用.メガネミロカロスはそのまま流用.
最近特に増してトゲキッスが流行しており、同族対面を意識して最速をとることが多くなっています.これにより前回S操作役のキッスと同速のウォーグルを使用し続けることに難しさを感じ、さらにはキッス並みの流行りを見せるエルフーンの存在から、バニラミロ程度の素早さで追い風の撒き合い勝負はただの不利であると考えました.
ここでトリックルームの使用を決断.ふぶき構築の苦手なリザードンに強いギガイアスをエースとし、7世代から相性の良いミミッキュをトリル要員に.当然、トリルvsトリルを想定する必要があり、相性補完良好でコータス以下の素早さとなる鉄球ダダリン(他の構築記事を参考にして)を採用.
最後はナットレイの重さから炎タイプのポケモンが欲しくなり、使ってみたいというだけの理由でエースバーンとなりました.
ギガイアスと鉄球ダダリンの素早さの遅さから、どんなPTに対しても有利に立ち回りすい良構築に仕上がったと考えています.
個体調整
バイバニラ フリーズドライ/ふぶき/まもる/こおりのつぶて |
せっかち 146-116-94-162-115-144 (0-4-0-252-0-252) |
調整先は特になし |
前回同様、ふぶきを押し付けるだけのポケモン.
ユキノオーより素早く、火力が高い点がgood.草技が要らないなら基本的にバイバニラのほうが優秀です.
安定したダメージとこおりの状態異常の確率を押し付けるだけなので調整は要りません.勝ちたきゃ雪け.
こおりのつぶてがあると珠ドラパジュラルドンあたりがいい感じに持っていけることが多々あり不可欠.
エースバーン かえんボール/ちょうはつ/ふいうち/とびひざげり |
ようき 155-168-95-x-96-188 (0-252-0-0-4-252) |
調整先は特になし |
問題のポケモン.もしかしてウインディやヒヒダルマのほうがいいのではないだろうか.ナットレイのピンポイントメタで炎技が必要になり、使ってみたいという適当な理由で採用されました.
ミミッキュ かげうち/じゃれつく/つるぎのまい/トリックルーム |
いじっぱり 162-156-101-x-125-116 (252-252-4-0-0-0) |
調整先は特になし |
ふぶきやハチマキメガネで雑に火力を取っていくPTで、もう一押しで持っていくのにいじっぱり珠くらいの火力は欲しかったためこのように.
116キッスにトリル下で抜かれるなどくだらない事態が多数発生したのでもう少し真面目に考えるべきだと思いました.(勝率が落ち込まず、二次調整する機会がなかったというのと、面倒だったというのが本音)
つるぎのまいも舞ってみたかったというだけの理由で採用.このPTならまもるでいいと思います.せめて鬼火、シャドクロ等に.
相手のドラパルト、ウオノラゴン、ヒヒダルマのストッパーになれるという大事な役割も担ってくれました.
ミロカロス だくりゅう/ハイドロポンプ/れいとうビーム/ふぶき |
ひかえめ 191-x-113-165-145-101 (164-0-108-236-0-0) |
H16n-1. 187ドリュウズの珠ダイアースを確定耐え |
前回構築で最も強力だったポケモン.同個体を採用し、今回のエース.
ふぶきかだくりゅうを押していくだけ.これは前シーズンからの経験ですが、ハイドロポンプは受けきれると勘違いしているアーマーガアに撃つことが多く、れいとうビームはドラパルトとのラス1対面(天候切れ)で選ぶことが多かったです.どちらも撃つ機会は十分に多く、採用する価値はあると思っています.
ギガイアス いわなだれ/ストーンエッジ/ばかぢから/だいばくはつ |
ゆうかん 191-205-150-x-102-27 (244-252-0-0-12-0) |
最遅 |
第2のエース.ダイマックスを切ることが多いため、エッジの存在が腐ることもありましたが、ダイアースやダイスチルを持つこと以上に、ハチマキエッジの最大打点が欲しく、採用へ.
バンギラスと違い4倍弱点がないことと、素早さが大台の31、さらにはブリムオンの30を下回っている点が優れていました.(一度ギガイアスを使うと、バンギラスはS操作してもどっちつかずで扱いにくいと感じるようになりました)特性がんじょうによりダイマックスせずともエルフリザードン等に圧力をかけられます.
今の8世代環境は岩や氷の一貫性があり、このポケモンのおかげでメガネふぶきとハチマキいわなだれの押し付けという単純明快な仕上がりを果たしました.
ダダリン ジャイロボール/パワーウィップ/サイドチェンジ/アクアブレイク |
ゆうかん 177-201-120-x-111-40 (252-252-0-0-4-0) |
最遅 |
もう一匹のトリルアタッカーを探していたところ、最も相性補完に優れることから採用.型はシーズン1の構築記事を漁っていたころ、強力だと感じた他の方の丸パクリです.自分が考えたわけではないので得意げに語ることはできませんが、鉄球持ちによりS22を下回ること、そしてダイストリームによりコータスから天候を奪えるものになっています.(雨でミロのメガネだくりゅうを押していく想定外の謎コンビネーションで勝つこともありました)
サイドチェンジで試合を勝利に持っていった試合も少々存在し、ゴーストダイブは入れようにも入れられないのが難しいです.
PTの動かし方
例によって選出パターンの固定化を行いました.
1. バニラミミッキュ + ミロorギガイアスorダダリン(3割)
+
初手からトリルを撒いて相手の裏に有利なアタッカーを添えるだけの簡単な出し方.ミミッキュを処理しにくる場合はふぶきが通る上にバイバニラのタスキが残り、さらに次のターンもふぶきを撃てる可能性が高いです.何回ふぶきを撃てるのかを競うくらいの気持ちで扱う構築なのでこれでOK.トリルが撒けなくてもダイマックスギガイアスがなんとかしてくれることが多かったです.(適当)
2. ミロミミッキュ + ギガイアスダダリン(3割)
+
1の出し方とほぼ同様のもので、バイバニラを選出する理由がない場合に使います.主にバンドリやリザードン軸に対するもので、ミロカロスに初手ダイマックスを切ることも多々ありました.トリルを防ぐかミロを潰すかを選ばせますが、ミロがメガネC特化で想定外の火力が出るため意表を突く形で勝てることが多かったです.
3. バニラミロ + ミミッキュorギガイアスorダダリン(3割)
+
ダブルふぶきを押し付けて落ちた後にミミッキュでトリックルームを発動して、ダイマックスギガイアスorダダリンで締めにいく出し方です.相手のトリルパに対してはほぼこの出し方でOK.ふぶきの氷の確率を上から押し付けて、凍れば勝ち.
凍らなくても裏にはたいていのトリルエースより遅いギガイアスダダリンが構えているのでほぼ負けることはありませんでした.
他にも初手に相手がトリル対策を添えてくると感じたときはこの出し方で、ベストタイミングにミミッキュを出せるように工夫します.
ちなみに重いと言っていたナットレイがいる場合にもこの出し方.意気揚々と初手に来たらダブルふぶきで氷の確率を押し付け、ねっとうこごかぜ程度のミロと舐めて受け出ししてくる場合もダブルふぶきは受かりません.
つまりエースバーンは要らない子だった・・・?
総評
前回同様とにかくバニラミロのふぶきが強すぎました.
ほぼ全てのポケモンが噛み合った強力なPTであるにも関わらず、伸びしろが大量にあるので今後に期待ですね.本当に5匹しか使わないPTなので、もっと試合数をこなして敗因を研究できれば適した6匹目が見つかると思います.
さいごに
シーズン中期終わりごろに最高で7位を達成しました.
最終日の成績は37位で、おそらく明日には50位下回る程度になっていると思います.勝敗数は49勝9敗(この前に他のエンジョイ構築で遊んでいたこともあり、わかりにくくなっています).アクアブレイクダダリンを教えてくれたブロガーの方、本当に感謝します.
できればもっともっと対戦したかったのですが、ほんとうに忙しいので無理でした.
来シーズンはまた環境がガラッと変わる予感がするので楽しみですね.シーズン1で最終90位、最高37位.シーズン2で最終50位、最高7位.XYでダブルバトルを始めてから少しずつ強くなれた気がします.次はもっともっと上を目指していきたいと思います.
それでは.