さとささ

ポケモントリプル好きの、ダブルなあそび

これまでのDota Underlords ~環境を振り返る~

はじめに

まずこのゲームが”なんなのか”はこちらの過去の記事を参照してほしい.
chelloo.hatenablog.com

この記事では、このゲームのおおまかな歴史を書く.
プレイしたことがない人も、どんなゲームなのか気になってくれれば、その勢いでプレイしてみてほしい.

これまでのUnderlords

公式サイトの過去のパッチノートが古いものから削除されているので覚えている限りで書いていきたい.


初期環境にはまずアライアンスアイテムというものがあった.特定のアライアンスを強化するパッシブ効果アイテムで、これが引けるか引けないかで勝敗が決まるレベルの強力なものであり、運ゲー感が否めなかった.さらにはtier5のアイテムが早期のラウンドで手に入ってしまうこと(すぐに修正されたが)も運ゲーを加速させているように思えた.
初期は良くも悪くもパワフルなアイテムゲー.それ以外のゲームの進め方は”本家”とそれほど変わらない.
また初期のハンターアライアンスは調整ミスレベルの強さで、後に修正される.
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↑初期は3回攻撃


次に最も大きな影響を与えたアップデートは、それまで圧倒的に弱かったドラゴン、およびナイトの上方修正.ドラゴンアライアンスは大きく作りかえられ、そこからしばらくはドラゴン2ナイト6環境となる.
そのすぐあと、地味なウォーロックアライアンスは作り替えられ環境の中核となり、ナイトを打ち倒すかに思えたが、むしろナイト4ウォーロック4のような狂気が産まれただけに終わり、8人のうち4-5人がナイトを集めるといったことも珍しくなくなってしまった.
これに対し、比較的対抗できていたのは原始アライアンス運ゲーではあるが、かなり分のいい運ゲーであるために嫌われ者.
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しかし大型アップデートが環境を変える.
多くの駒のtierが変更されたことや、ゴブリン2-4-6への変更が大きかった.(ここでtier3の☆3が大幅強化されるが、まだ影響は与えず、数週間後の環境で暴れだす)
ここでメデューサがtier5に変更され、ハンター6は一線を退くが、少ししてライカンがウォーリア→ハンターへ変更され少し息を吹き返す.
これにより、【ナイト4or6+ドラゴンウォーロック【ゴブリン4+アサシンorメイジ複合】【原子メイジ】【サモンビースト】の大きく4つの強力な構築が環境を支配していった.
(ビーストの強さはヴェノマンサー☆3の同時3匹召喚に依存していたために、その後のアップデートで修正され、トップから外れる)
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忌み嫌われた運ゲー原子に修正が入り、石化効果から、確率でアタックスピードダウンの効果となる.それでもアライアンスアイテムとアークウォーデンがある限り暴走をやめない.いわゆる無限増殖アークウォーデン環境が敷かれてしまう.それはすぐに修正され、今のアークウォーデンとなるが、その短い間の環境がいまだに脳に焼き付いているほどのインパクトだった.
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そして現在の環境の大枠を作った大型アップデート.
アライアンスアイテムが削除され、その効果はアライアンス効果そのものに置き換わったり(つまりほぼすべてのアライアンス効果が変更された)、装備アイテムに作り替えられたりした.まさにunderlordsを象徴するシステムが撤廃され、新たな環境が幕を開けたのだ.アイテム運ゲー要素は限りなく小さくなり、カスタマーの満足度も上がったように思える.
しかしアライアンス変更につき、運営の調整不足によりテラーブレイドはあまりにも悪魔的すぎる駒へと変貌し、環境を支配した.どんな構築にもアンチメイジとセットでたった2体突っ込むだけで強いため、間もなくして下方修正された.これがテラーブレイド環境
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テラーブレイドが修正されて、次になにが環境トップを築けるのかを皆考え始める.プレイヤーは今までの、原作から続く「☆2を作りながらレベル10を目指す」というゲーム観に縛られていたのだ.☆3は運がよっぽどよくて3体まで.たいていは1-2体という常識.
実は上記のアップデートで「バトルに敗北すると次のラウンドで無料で一回リロールが可能」というシステムが導入されていた.
そう、このアップデートを利用することで、プレイヤー体力の消耗を抑えつつ、☆3を6-7体作り、レベル7にしてレベル10の相手を負かし優勝する輩が現れ始めたのだ.現在の☆3環境の始まりだ.
ナイトは弱くはないが、以前のtier3の☆3強化アップデートの劣遇(当時最強格だったため、アバドンやオムニナイトの強化は控えめにされてしまっていたのだ)により、☆3の嵐にやや潰されやすくなっている.
【☆3屈強+ハンターorウォーリア】【☆3原子ドラゴンメイジ】【☆3ゴブリン4+アサシンorメイジ】が環境を支配する.
さらに直後のアップデートでスナイパーがゴブリンに変更されたことで【☆3ゴブリン4+アサシンorメイジorハンター】と幅が広がり、とにかくゴブリンは今強いのだ.
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そして現在.
tier4の排出率が増加し、プール内の駒の数も増やされた.同時にtier5の排出率も大幅に増加したが、あまりにもおぞましい環境になったので2日後に大幅に減少させられた.(結果、従来の排出率よりも下げられ、もはやかわいそう)
このアップデートにより、悠長に低レベルで☆3集めをしていると、tier4の☆2部隊によってゴリゴリプレイヤーの体力を削られて死ぬ、もしくはマネーをオールインせざるを得ない状況にされるといった駆け引きが生まれた.
依然として勝利には☆3が必須なのは変わりないが、レベルアップのタイミングや、オールインのタイミングは今までよりよく考えなくてはいけない.個人的には☆3環境に小さなメスを入れたいいアップデートだと思っている.
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↑おぞましいことに、これは負けてしまう

そして今日、新たなアップデートが来た.
tier5の駒は、それぞれが1つのアライアンスの「エースtier」というものに作り替えられ、その駒を配置することでアライアンスに追加効果を与えるというもの.
例えばテキーズは発明家アライアンスのエースであり、配置すると発明家の爆発で敵を倒した場合、その敵も爆発し連鎖するというもの.
また、現在発動してるアライアンスのエースは引ける確率が上昇する.他にも新アイテム追加もあった.
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個人的にはディスラプターがtier4からウォーロックのエースへ変更されたことが気がかりだ.屈強構築は低レベルで☆3を完成させることを基本とするが、そもそも屈強4を完成させるにはエースを引ける高レベルにならなくてはいけない.しかもウォーロックを発動させておかないとディスラプターを引ける確率を上げられない.そもそもウォーロックの発動が重要でない屈強構築で必要のないウォーロックの駒を2体も組み込んで、しかもレベル8-9にならなくちゃいけないのか.今後の屈強構築の課題となるだろう.

これからの環境は☆3を作るメリットと、レベルを上げて高tierの駒を狙うこととの天秤ゲーム.面白くなってきたじゃないかUnderlords.

さいごに

はっきり言うと、私はこのゲームに期待をしている.素直に面白いと思う.

次は、初心者が「損をしない」ための立ち回りとコツについての記事を書こうと思います.